知らなかった!失業保険の個別延長給付が廃止&地域延長給付とは何?

どーもこんにちは。あんりです。

今日は失業保険ネタについて書きます。

過去にも無職になって失業保険を
受給していた時代がありましたが
この度数年ぶりにまた無職になり、

失業保険のシステムやルールについて
いろいろと忘れてしまいましたので、
失業保険について少し復習しています。

失業保険って離職理由などの
条件によって受給日数が決められていますが、
再就職先がまだ決まっていない状態で
支給終了日が近づくと、

「もう失業保険が貰えなくなってしまう…!」

と焦りが出てきますよね。

求職活動をしているにも関わらず
再就職先が決まらないまま
支給終了日を迎えた場合、

個別延長給付っていう
求職者を支援するための措置があったんですよ。

以前までは。

しかしこの個別延長給付、平成29年4月度から廃止されたんですってね!
知らなかったぞ…!!

【個別延長給付とは】

求職者が再就職先を見つけられないまま失業保険の支給終了を迎える時、
最後の失業認定日にハローワークに申請すれば
対象者のみ支給を延長してもらうことができました。

具体的には、倒産や解雇などの理由で離職した人(特定受給資格者)
期間の定めのある労働契約が更新されなかったことにより
離職した人(特定理由離職者)のうち、次の3つの条件のいずれかに該当し、
かつ積極的に求職活動を行っている人であって、

特に再就職が困難だとハローワークが認めた人は、
所定給付日数分の支給後、
給付日数が原則60日分延長される措置です。

・受給資格に係る離職の日において45歳未満の人

・雇用機会が不足する地域として指定された地域に居住する人

・知識・技能・職業経験その他の事情を勘案して、
ハローワークが再就職支援を計画的に行う
必要があると認められた人

ただし、雇用保険の被保険者であった期間が20年以上で、
かつ所定給付日数が270日または330日である人は、
30日分の延長になっていました。

私自身も20代前半だった数年前に失業していた時は、
支給終了日までに再就職が決まらなかったため、
個別延長給付で失業保険の支給を延長してもらえました。

ところが、個別延長給付は暫定的な措置だったため
平成29年(2017年)3月末をもって廃止されてしまいました。

【個別延長給付から地域延長給付に変更】

2017年3月末を持って廃止された個別延長給付ですが、
代わりに2022年までの暫定措置として
「地域延長給付」が実施されるようになりました。

この地域延長給付ですが、
これまでの個別延長給付と違って
対象者がグンと減っています。

【地域延長給付の対象者とは?】

厚生労働省いわく、具体的な対象者は

身体障害者等の就職困難者以外の受給資格者のうち、

有期雇用の雇い止めで
契約更新がされなかったことにより
離職した特定理由離職者や、

解雇や倒産などにより
離職を余儀なくされた特定受給資格者で、

再就職のための職業指導を行うことが
適切と認められた人です。

加えて、次の条件を満たす者が地域延長給付を受けられます。

・雇用情勢が悪い地域に居住する者
・災害により離職した者

「雇用情勢が悪い地域に居住する者」は原則60日、
「災害により離職した者」は原則60日で最大120日まで
延長が認められます。

【雇用情勢が悪い地域はどこ?】

地域延長給付の対象者に
雇用情勢が悪い地域に居住する対象者とありますが、

表現が曖昧で具体的にどこなの?
ってモヤモヤしますよね。

少し古いデータですが、
平成25年(2013年)10月度から厚生労働省に指定された
「雇用情勢の悪い地域」は次の都道府県です。

北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県

栃木県
新潟県
富山県
山梨県
長野県

滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県

鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県

福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県

首都圏などの大都市を除いたほとんどの地方が
「雇用情勢の悪い地域」に該当しているようですね。

ただ、該当の都道府県の中でも地域によっては
「雇用情勢の悪い地域」に該当しない地域もあるそうなので、
管轄のハローワークに直接確認する必要があります。

【おわりに】

2017年に廃止された失業保険の個別延長給付と、
2022年までに暫定的に実施される地域延長給付について
説明しましたが、いかがでしたか。

これまで実施された個別延長給付では、地域に関係なく
再就職が困難だとハローワークが認めた人は
延長給付の対象になっていましたが、

新設された地域延長給付では
ハローワークが認めた人で、

且つ災害によって離職した人や
特定の地域に住む人のみが
延長給付の対象者になってしまいました。

「求職活動がうまくいっていないから」という理由は
もうあまり認められないわけですね…。

それにしても数年間で措置内容がずいぶん変わりましたね。
再び失業したのを機に、この新しい制度を知って良かったです。