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どうもこんにちは、あんりです。
今日は記事タイトルのとおり、
「家族仲のいい家庭で育ったのに、なぜか自己肯定感が低い大人になってしまう理由」
について考えてみたので、記事にしてみました。
過去を振り返ってみれば、私は
とにかく自己肯定感の低い大人でした。
失業して無職になった時に心の世界の本を読み漁ったり、
ネットビジネスを実践しながらマインドセットを身につけたり、
小さな成功体験を少しずつ重ねるようになってからは自己肯定感の低さはだいぶ改善されてきましたが、
ネットビジネスに出会う以前までの自分はというと
本当に自分に自信が持てない、どうせ自分はダメ人間だ
と思っていた大人だったんですよね。(苦笑)
自己肯定感の低い大人というと、
家族仲の悪い家庭で育ったのだとか
貧しい家庭で育ったのだとか
そういうイメージがあるかもしれません。
しかし、私の育った家庭といえば
決して家族仲が悪くなく、むしろ家族仲の良い方ですし
どちらかといえば比較的裕福で恵まれた家庭でした。
ではなぜそのような比較的恵まれた家庭環境だったにも関わらず
自己肯定感の低い大人になってしまったのかというと、
親が謙遜していたから
ではないかと考えます。
謙遜とはどういう意味かというと、
よいしょ!と相手を立てるために、敢えて自分を下げる行為です。
子どもである私の目の前で親が謙遜するのを見て、自己肯定感の低い大人になってしまったのだろう。
過去をいろいろ振り返ってみた結果、このような結論に至りました。
親の謙遜が自己肯定感の低い子どもにさせてしまうわけについて、
私の身近な人の例や自分自身の体験をもとに詳しく書いていきますね。
裕福で家族仲のいい家庭で親に愛されて育てられても自己肯定感の低い大人
比較的家庭環境が良く、親からもそれなりに愛されて育てられたのに
なぜか大人になっても自己肯定感の低い人って
実は結構いるんじゃないでしょうか?
例えば私の親友に私と同じ家族構成でほとんど似たような家庭環境で育った子がいます。
仮に親友をYちゃんとしましょう。
Yちゃんは私と同じ家族構成で似たような家庭環境で育っています。
サラリーマンのお父様と専業主婦のお母様との間に生まれた一人っ子。
両親からたっぷり愛情を注がれ(むしろ溺愛されてると言っていいかもw)、経済的にも不自由なく育ってきた子です。
だけどYちゃんはなぜかいつも自分に自信がなく、学生時代から自己肯定感の低い子でした。
まだ20代と若いのに「わたしはもうババアだからもう○○できない」と卑下したり
喋ってみればとても面白くて、学校では周りに人の輪ができるほど人気があって笑顔の絶えない子なのに
「傍から見れば陽キャラに見えるかもしれないけど、こう見えて本当のわたしはすっごく根暗だし、いろんなことでクヨクヨ悩む弱い人間なの!こんな自分が嫌い」
とマイナスな言葉を並べたり、
過剰に人の目を気にして、一緒に食事しに行ったり遊びに出かけても
「わたしは何でもいいよ!〇〇の行きたいところに合わせるよ!」
と彼女自身が何をしたいのか意見を言わず、他人に常に合わせたり…
自己肯定感が低いゆえ、就職してからは職場いじめに遭いパニック障害を起こして、休職したり通院するほどでした。
Yちゃんが職場いじめに遭った時は泣きながら相談されたことがあります。
…とまぁ、Yちゃんのように比較的恵まれた家庭環境で育ったのに
なぜか自己肯定感が低い大人って意外といるんですよね。
自己肯定感が低いから自分に自信が持てずいつも不安だったり、
いろんなチャンスがあるのに挑戦できなかったり。
しかしよーく考えてみてください。
恵まれた家庭環境で育っているのに自己肯定感が低いって不思議だと思いませんか?
家族仲が悪い、親に虐待された、親から愛情を注がれなかった…
そのような家庭環境で育った人は自己肯定感が低くなりがちだとはよく言われています。
でも、
家族仲もいいし親から愛情を十分注がれている。
経済的にも不自由ない家庭で育ったのに、
自己肯定感が低いまま大人に成長してしまった。
なんで愛情をたっぷり注がれた恵まれた環境で育っているのに、自己肯定感が低いんだろう?
って不思議に思っていたんですよねー。
親友のYちゃんだけでなく、かくいう私も同じで
夫婦仲の良い両親が揃った家庭で、一人娘である私に愛情を注いでくれていました。
経済的に不自由なく育てられ、幼い頃からいろんな国へ旅行に連れて行ってもらったし、
興味のある習い事にもチャレンジさせてくれた。
しかしそんな恵まれた環境下で育ったのに私は、自己肯定感の低い大人になってしまいます。
例えば自分の内向的な性格や、対人音痴な性格にコンプレックスがあったり、
習い事の水泳で同級生とタイムを競い、惜しくも負けた時に「どうせ私はノロマで情けないから…」と否定し続けたり、
過去記事でも散々書きましたが
進学校の高校で成績・頭脳優秀な同級生たちと学力の差を常々見せつけられて劣等感を抱いたり、
軽音楽部でバンドを組み、他のバンドとコンペで競った時も
「私の演奏が下手だからダメなんだ…あの人たち(他のバンド)にはもともとセンスがあるから人気になれるんだよ」
と自己否定的になったり。
成人してからも自己肯定感の低さはしばらく続き
新卒で入社した会社で、入社早々当時の上司や先輩から職場いじめに遭った時も
「私が無能だからいじめられるんだ…」
と落ち込んだり、後に退職勧奨を引き受けて無職になった時も
「どうせこんな無能な第二新卒を採用してくれる会社なんてどこにもないよね…」
とネガティブなことばかり考えて転職活動をしていました。
とにかくつい最近まで私は、自分に自信がない人でした。
自分に自信がなく、せっかく目の前にチャンスがあっても挑戦せずに投げ出してしまったことがいっぱいありました。
それはもう、小さなものから大きな夢までいろいろとね。
このような感じで私は恵まれた家庭環境で育ったのに自己肯定感が低く、大人になってからもその低さはしばらく続いたのです。
なんで自分は自己肯定感が低いまま大人になってしまったのだろう?
と疑問に思っていたのですが、その答えは昨年のある出来事でハッと気づかされました。
自分の自己肯定感の低さの答えは、母親が語る「過去の私の黒歴史」
20年以上低かった自己肯定感。その答えは昨年亡くなった祖父の葬式の時にハッと気づかされました。
母方の祖父が大往生で亡くなり、その葬式で親戚中が集まったんですよ。
で、葬儀の後亡くなった祖父を偲びながら親戚同士で食事会をしてたんです。
食事会では久々に会う親戚もいるわけで、お互いの近況について話したり
亡くなった祖父について思い出を語ったり、
生まれたばかりの親戚の子の遊び相手をしたり(笑)と
葬儀とはいえどもそれなりに楽しく過ごしてました。
で、このような親戚の集まりの場でよくある場面だと思うんですが、
久々に会う親戚との会話で、母親が私の昔話について語るんです。
「あんりはこんな子で、こんなエピソードがあったんだ…」
って感じで。
でもその会話をよーく観察していたら、昔話は昔話でも、
黒歴史ともいえる私の過去の失敗談や恥ずかしいエピソード
ばかり話していることに気づいたんですよね;
例えばですが、
幼稚園児の頃、7つ年上の従姉からイタズラされて泣いてしまった話とか。
高校生の頃ベースを弾くのに夢中になっていたら
勉強を疎かにしていることについて母に注意され喧嘩に発展し、
ベースごと背負って家出した話とか。
婚約破棄した話とか。
葬儀の数か月前、派遣契約を打ち切られて無職なってしまった話とか。
もーーーやめてよーーーーー!!!!
って叫びたくなるくらい、私の恥ずかしい黒歴史とも言える話題を延々と、しかも面白おかしく話してたんですよね…
で、このように母が親戚に対して私の黒歴史エピソードをギャグっぽく話しているのを見て
遠い昔のあることを思い出しました。
思えば小学生の頃、母が近所の人やクラスメイトのお母さんたち(いわゆるママ友って関係の人たちです)と話す時もこんな感じだったなって。
他人の前で我が子の話をする時、母は謙遜していた
近所の人やママ友たちの前で私の話をする時、母は
私の失敗談や恥ずかしい話などをネタに話しては、相手の笑いを誘っていた。
一度や二度じゃなく、たびたびそういう会話をしていました。
母は、謙遜していたんです。
例えば小学生のある時母と私の二人で外出しようとしたところ、たまたま近所の人に出会いました。
で、母とご近所さんが世間話をしていたら、ご近所さんに
「あんりちゃんはちゃんとしている子だね~」
的なことを言われたんですよ。そしたら母が
「いやいや、うちの子なんてバカだから…」
って言ったんですよね。
もちろん、本気で私をdisってたわけじゃないのはわかってます。冗談っぽく話していたんですよ。
でもその時の母の言葉に一瞬傷ついた私は
「バカとは何よ!」
と怒ってしまいました。
するとご近所さんがすかさず私を上げようと
「いやいや、あんりちゃんは本当にしっかりした良い子よ!Σ(・ω・;))」
とフォローしてくれたんですけど、
最も認めてほしかった、褒めてほしかった母に冗談でも
「バカ」
と下げられたことに傷つきショックを受けました。
まぁ大人になった今となってはこのような母の会話は
他人とのコミュニケーションを、人間関係を円滑にしていくために必要な手段だったと頭ではわかりますが。
ママ友同士の付き合いとかでよくあることでしょうけれど、マウンティングされないように
敢えて自分を下げたり、相手のことを「よいしょ!」と持ち上げたりとか。
他人とうまくやっていくために、謙遜して会話するって多いですよね~。
母も同じく、ママ友をはじめとする他人の前で話をする時は
敢えて自分自身を下げたり、我が子である私の失敗談を語って下げて見せたりして
謙遜していたってわけ。
コミュニケーションを、人間関係を円滑に進めていくために。
自己肯定感が低いのは親の謙遜が原因?
親から愛され何の不自由なく過ごせた家庭環境だったのに、自己肯定感が低い大人になってしまった理由。
その原因のひとつに、もしかしたら親の謙遜があったのかもしれませんね。
思えば他人の前で会話するとき、自分の子どもを持ち上げたり褒めたりする親御さんってそんなにいないかも。
過去の派遣先で仲良くなった年上の派遣社員さんがいましたが、その人は中高生の子供が2人いるママさんでした。
そのママさんが雑談で子供さんたちの話をする時も
「うちの子ほんと頭悪いからこの先の大学受験が心配よ~」
「高校生の頃のあんりさんはしっかりしてそうだね!高校生の娘なんてだらしないから…」
と、とにかく我が子下げばかりしていた。実際の子どもさんはしっかりした子なんでしょうけど。
こんな感じで謙遜して我が子下げする親御さんってかなり多いですよね~。特に日本では!
しかし親にとって何気ない我が子下げの謙遜発言も積み重なれば、子供の自己肯定感はだんだん低くなっていく。
そして自分に自信のない大人へと成長していきます。
子どもってしっかりしていないようでいて、実は親の発言や行動を結構冷静に見聞きして育っていきますからねー!
だから子供さんのいる親御さんは、なるべくなら子供さんのいる前で我が子下げするような謙遜的発言をしない方が良いと思います。
親のちょっとした一言で自己肯定感の低い子どもになってしまうこともあるから。
もちろん、自己肯定感の低い大人になってしまう原因って何も親だけじゃないと思います。
学校の教育や友達との人間関係、職場での経験などなど
複合的な要因が積み重なっているんでしょう。
ただ、その一つに親の謙遜もあるんじゃないかと思うんですよね~。
私の場合はそれに気づくのに30年近くかかりました。
遅いですが、改めて良い気づきを得られて良かったって思います。