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こんにちは、あんりです。
まず皆さん、「社内失業」とはどういう意味かわかりますか?
どういう状態なのかピンと来ない人もいるのではないでしょうか?
実は私、恥ずかしながら過去に
新卒で正社員として働いていた時代に一度、
社内失業したことがあります。
社内失業って
本当に辛いんですよね!!
いやー、ありゃもう本当に地獄だった。
もう二度と味わいたくないです。
この辛さは実際に経験した人でなければ
わからない辛さです。
社内失業する人は、社会ではじわじわと
数が増えているらしいのですが
その言葉の認知度がまだまだ低いみたいです。
しかも、私と同じように新卒の時から
社内失業している人が増えているらしい。
ですので、今回は社内失業の実態と理由、
対処方法を実体験を交えてお伝えします。
【社内失業とは】
社内失業とは、会社に雇用されて出社しているにも関わらず、
まるで社内で失業状態になっているかのように、
担当の仕事をほとんど持っておらず、十分な仕事も与えられず、
終日机に向かって暇をつぶすなどして、職務に従事していない状態のことを意味します。
働く意欲があって会社に来ているのに
仕事が全然回ってこなくて定時まで
ずっと暇な状態であることですね。
日本では1960年代の高経済成長期頃から
終身雇用のシステムが定着し始めました。
そのため会社は、一度正規雇用として雇った社員でも
クビにしづらくなり、社内失業を引き起こしてしまう背景があります。
社内失業している人はかつては中高年世代が多く、
窓際族や社内プータローなどと呼ばれていましたが、
最近では20代前半から30代までの若い世代の間でも
社内失業者が増えている例が少なくありません。
私も23歳の時に社内失業したので、その一員です…。
【新卒が社内失業してしまう理由】
新卒でも社内失業に陥ってしまう理由がいくつかあります。
1.現場での教育が不十分
2.何をしたらいいかわからない
3.使えない新人はダメ社員認定されやすい
4.職場での人間関係が悪い
1.現場での教育が不十分
大手企業ではあまり見られない傾向ですが、一部の中小企業では研修ができず、
新入社員が仕事を始められないというケースが発生しています。
忙しい部署では先輩社員が仕事を教える暇がなく、新入社員が
会社に置いていかれることだってあります。
また、現場と人事側の意思疎通ができていないと、
現場のニーズを満たさない人物を採用してしまい、
その人に任せる仕事がなかったという結果に繋がりかねません。
私が新卒で入社した会社がまさにそんな感じでした。
入社先は、歴史の浅い零細ベンチャー企業。
内定当初は旅行系の事業部に配属予定だったのですが、
入社直前に会社都合で急に経理代行事業部への配属に変えさせられました。
しかも配属先の経理代行事業部は、
社員の人数が少なくてめちゃくちゃ忙しい。
一般的な会社だったらOJTと呼ばれる先輩と新入社員の二人三脚での
教育研修を実施している会社も多いはずですが、配属先ではそのような研修はなく、
すぐに実務に取り掛からなければいけない感じでした。
簿記の資格などないし、経理の実務経験も全くない私が
入社してすぐに研修もなく即戦力を求められた形でしたので
非常に困惑し、完全に置いて行かれました。
2.何をしたらいいかわからない
新卒ですから、会社で働くこと自体が初めてです。
初めて働くので知らないことがいっぱいです。
仕事のやり方や会社のルール、社会の常識など
知らないことだらけが当たり前。
しかし「知らない」ということを理解できない人たちに
取り囲まれてしまうため、会社で放置される傾向にあります。
私自身の経験になりますが、
新卒当時は「会社で働く」ことについて
本当に知らないことだらけでした。
知らないことがまだたくさんあるからこそ
失敗もしましたし、戸惑うこともありましたが
「会社で働く」ことにすっかり慣れた先輩社員や上司から
「あなた、そんなことも知らないの?」
「こんなことは出来て当然でしょ」
と言われてしまいました。
先輩社員や上司たちだって皆かつては
新人だった時代があるはずなんですけどね。一体いつから新人だった頃の気持ちを忘れてしまったのでしょうか…
3.使えない新人はダメ社員認定されやすい
研修が不十分で仕事を教えてもらえない
何をしたらいいかわからない
と上述した二点に加えて、更に「使えない」認定されると
ダメ新人扱いされるようになります。
そもそも実務経験がない新卒社員である時点で
使えるわけがないのですが、例えば同じミスを繰り返すなどして
一度「使えない新人」と認識されてしまうと、
周りの社員にも「使えない」イメージが定着していきます。
そして「あの新人、全然使えないわ~」などと
陰口を叩かれるようになって精神的に追い詰められます。
4.職場での人間関係が悪い
職場の人との人間関係が悪いと
社内失業の原因になってしまいます。
「態度が悪い」と思われてしまう言動をすると、
周りからの信頼をだんだん失ってしまいます。
例えば、仕事を任された時に嫌な顔をしたり、
時間や納期などの約束事を守れなかったり、
コミュニケーションをあまり取ろうとしない社員には
周囲も仕事を頼みづらくなるでしょう。
私自身もかつては社内失業した職場に苦手な先輩社員がおり、
業務以外の場面ではあまりコミュニケーションを
取らないようにしていました。
先輩から距離を置くようになったことで、
先輩や上司からいびられることが増え、
仕事もどんどん干されて最終的に社内失業してしまいました。
たとえ苦手な社員相手であっても、
最低限のコミュニケーションは必要であると
先輩社員との関係と社内失業から学びました。
【社内失業に陥った時の対処方法】
社内失業は一日中暇な状態ですので、
「ただ席に座って暇つぶして、給料もらえるなんて羨ましい!」
と思われがちかもしれませんが、
社内失業に陥っている本人にとってはとても辛い状況です。
仕事もなく一日中暇な状態で時間が過ぎるのを待つのは、
社内失業者にとって地獄も同然です。
仕事をしなければ、実務経験やスキルを身に付ける機会が
なくなるため、将来的に昇進や転職する際にマイナスと
なってしまいます。
もし自分が社内失業に陥っていると感じたら、
次の対処方法で社内失業状態からの脱出を試みるといいでしょう。
1.上司に相談する
2.自ら仕事を探しに行く
3.任された仕事は断らない
4.転職に向けて準備する
1.上司に相談する
上司に相談できるようでしたら、まずは自分が置かれている状況を
詳しく説明し、今後どのようにしていきたいか希望を伝えるといいでしょう。
上司に相談することで、部署異動が実現するかもしれませんし
辛い現状をひとまず打開できる可能性はあります。
まぁ、私は当時の上司に仕事をどんどん取り上げられて
社内失業してしまいましたので、この手段で脱出はできませんでしたが…。
もし社内に相談できる相手がいない場合は、
社外で信頼できる人に社内失業の現状を相談するといいと思います。
自分は社外の人に相談して打開できました。
2.自ら仕事を探しに行く
仕事が無ければ、自ら積極的に仕事を探しに行く
姿勢を見せることも大事です。
例えば、かかってきた電話を誰よりも早く取る、
他の人がやらなそうな雑務を片っ端から処理していく、
社内をきれいに掃除する、
忙しそうな部署へ行って手伝える仕事はないか聞く
など、どんなに細かいことでも見渡せば
やれることは意外とたくさんあったりします。
そういえば社内失業中に一人で
給湯室の掃除をしていたら、私が社内失業中だと知らない
別の部署の人に「いつもきれいにしてくれてありがとうね」
と感謝された経験があります。
社内をきれいに掃除して嫌がる人はいないはずですし
毎日きれいに掃除している姿を陰で見てくれている人も
いるはずです。
そのように陰で見てくれている人から、
いつか仕事を任されるチャンスが巡って来ないとはいえません。
3.任された仕事は断らない
もし仕事を任されたら
「そんな仕事はやりたくない」と思っても
断らないようにしましょう。
社内失業中の人は、どんなに小さな仕事や雑務でも、
頼まれた仕事は断らず、丁寧に仕上げましょう。
特に、ミスの繰り返しで社内失業した人は、
たとえ雑用であっても質の高い状態で仕事を仕上げることで
失った信頼を取り戻せるかもしれません。
4.転職に向けて準備する
上司に相談したり、自ら仕事を探したり、
任された仕事を引き受けても
社内失業が全く改善されない状況でしたら、
転職に向けて早く準備するのをおすすめします。
社内失業が改善されない会社でいつまでも働くのは
社内失業者にとって何もメリットはありません。
特に、20代前半の新卒が社内失業状態で
ずっと過ごしていては、何も成長できません。
人生が無駄になるだけです。
若いうちに転職して働く環境を変えれば、
自分の適性に合った仕事に
巡り合える可能性は高くなります。
実際私は無職期間を挟んで23歳のうちに転職をしましたが、
転職後の職場は社内失業時代から考えられない程
大変恵まれた職場環境で、実務経験やスキルを伸ばせましたし
良好な人間関係を築けました。
また、転職以外の方法ではアフィリエイトをおすすめします。
アフィリエイトとはインターネット上にブログや
ホームページなどの自分のメディアを持って
情報発信し、広告収入を得ることを言います。
アフィリエイトは成果を出すまで作業を継続する
必要がありますし、時間がかかりますが、成果を出せば
サラリーマンの月給以上を稼げるようになります。
上述したように成果が出るまで時間がかかるため、
アフィリエイトをするなら会社を退職する前から
準備しておくといいでしょう。
【まとめ】
せっかく就職した会社に新卒で社内失業に陥るととても辛いですよね。
仕事を通して成長したくても、仕事が与えられずに
一日中暇な状態で過ごすわけですから。
しかし、社内失業に陥った会社にしがみついてばかりいては
自分にとってマイナスになるだけです。
そんな環境で若いうちから消耗していては人生がもったいない。
外の世界を見渡せば、いろんな職場や多様な働き方があります。
勇気をもって、自分に合った働き方を見つける行動を早く起こしましょう。