新卒時代に経験した職場いじめは明らかにモラルハラスメントだった。

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こんにちは、あんりです。

近年、

・パワハラ

・セクハラ

・モラハラ

・マタハラ

など、語尾に「○○ハラ」と付く言葉が増えましたよね。

「○○ハラ」の正式名称はハラスメント(harassment)で、英語では

・苦しめること

・悩ませること

・迷惑

という意味ですが、更に派生して

嫌がらせ や いじめ という意味も含まれています。

この中に、モラハラという言葉がありますが、
これは「モラルハラスメント」の略語で
陰湿な言葉や態度で、その人の心を傷つける精神的ないじめの事です。

精神的ないじめのモラルハラスメントは
何も子ども同士だけでなく、
大人同士でもあることです。

大人同士の間で起こるモラルハラスメントは
多くの場合は職場で起こります。

今日は、職場のモラルハラスメントについての説明と
自分の経験談を語ります。

【職場におけるモラルハラスメント】

職場におけるモラルハラスメントは、
身なりや言葉遣い、態度、ミスの指摘など
些細なことをきっかけに始まります。

そのため、業務上の指導やマナーの教育との
判別がつきにくく、被害者も自分が
「モラハラを受けている」と認識しづらいです。

かくいう私も新卒で入社した会社で
入社早々モラハラを受けていました。

関連記事:配置転換後に職場で先輩らにいびられる話。

当時は今ほど「モラハラ」という言葉が
世の中に広まっていなかったため、

自分が「モラハラ」を受けていたことに
気付いたのはもっと後になってからでした。

【職場におけるモラハラの特徴】

職場におけるモラハラは
業務上の指導と区別が付きにくいと
上述しましたが、業務上の指導と違う点は

それが執拗に繰り返され、エスカレートし、
被害者が職場を辞める状況に
追い詰める
点にあります。

また、職場のモラハラには以下のような
特徴があります。

・社内で孤立させられる
・本人のいる所で誹謗中傷する
・仲間外れにされる
・バカにされたり冷笑される
・無視される
・話を遮られる
・仕事を干される(又は逆に仕事量を異常に増やされる)
・必要な情報が共有されない
・程度の低い仕事を命じられる
・プライベートに介入される
・退職を促される

もしあなたが今職場で、このような場面に遭っていたら、
モラハラを受けていると言っていいでしょう。

【私が新卒で入社した職場で受けたモラハラ】

私は新卒の時に正社員として入社した会社を辞めたのは
退職勧奨されたのがきっかけでしたが、それに至るまで
職場いじめや社内失業を経験しています。

キツい性格の先輩社員と、その先輩社員を気に入っている上司から
執拗に口撃された上に仕事を奪われ、鬱っぽくなってしまいました。

最初は無視から始まりました。
それまでは普通に挨拶したら挨拶を返されましたが、
入社半年後くらいの頃からだんだん挨拶を
返してくれることすらなくなりました。

仕事のことで質問しようと上司のもとへ行くと、
それまで座っていた上司が私を見ては急いで立ち上がり、
私から逃げるように他の場所へサッサと
行ってしまうことも度々ありました。

なんとか上司を捕まえて質問できたとしても
「そんなの知らな~い」と
はぐらかされ、教えてもらえなかったこともあります。

また無視と同じくらいの時期から
私にだけ朝の社内清掃を
押し付けられるようになりました。

「新入社員だから毎日始業30分前までに来て全社内を掃除して。」

と言われて毎朝掃除させられていました。
その当時、私以外にも新入社員の同期が2名いましたが、
彼らは掃除を命じられず、なぜか私だけが命じられていました。

言われたとおり、毎朝始業30分前という
早い時間に出社して一人で社内を掃除しました。

使い捨てのモップで床を磨いたり、
ハタキでホコリを絡め取ったり、
雑巾で机を拭いたり…
書き出すとキリがないですが、他にもいろいろとやっていました。

やっと掃除が終わった頃に先輩社員が出社するわけですが、
出社早々先輩が、私が磨いた床や雑巾がけした場所を
細かくチェックしては、指摘しに来ます。

「ちょっと!まだ全然綺麗になってないんだけど!?」
「ここ本当に掃除した?!」
「あのさ~~~~ちゃんとホコリ取れよ!!」

酷い時には、ゴミ箱の中までチェックされたことがあります。

先ほども言ったように、私は床を磨く時には
使い捨てのモップを使って掃除をしていたわけですが、
床を磨いた後は、モップに取り付けていた不織布を
ゴミ箱に捨てています。

なので、床を磨けばその証拠として
使い捨てモップの布がゴミ箱に残るわけです。

ですがある日、床磨きを済ませた私に
先輩社員がこう言いました。

「今日本当に床の掃除した?さっきゴミ箱見たらモップの布が見当たらなかったんですけど」

ちゃんと床磨きをしたのになんでこんなこと言われなきゃならないの?

という納得できない気持ちもありましたが、

ゴミ箱の中身まで細かくチェックするなんてこの人怖い…

とも思いました。

私がちゃんと掃除していないと疑ってるのかな?と思ったので、

次の日掃除を済ませた後に
「何処どこの掃除を済ませました」と
先輩社員に報告すると、今度は

「んなこといちいち報告しなくていいから!!」
とキレながら言われましたことも…。

そして朝の掃除だけでなく、業務中でも
いろいろと粗探しして小さなミスを見つけては、
攻撃してきました。

私がミスをする時を待ち構えるかのように、
一日中ずーっと先輩や上司から
監視されていたように感じました。

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確かに当時私は新社会人になったばかりで
ビジネスウーマンとして未熟でしたし、
至らない所も沢山あったとは思います。

ですが、今振り返れば
右も左もまだよくわからない新入社員に
そこまで否定する必要ある?
と思うようなこともたくさん言われました。

些細なミスでも激しく怒るので私はその度

「すみません、申し訳ございません」

と謝るのですが、許していただけるどころか
先輩社員は余計攻撃的になりました。

私は気持ちが萎えてしまい、先輩社員に対して
どう接していいかわからなくなり、
次第に先輩の顔色を伺うようになります。

先輩の機嫌を損ねないように、笑顔で接したり、
より丁寧な言葉遣いを意識して話しかけようとすると

「は?キモいんですけど」
「あんたのそういう話し方が嫌い」

というようなことを言って更に怒り、
私は動揺して余計にミスを犯してしまい、
また怒られるという悪循環に嵌ってしまいました。

ある日、些細なミスで先輩から
「あんたのせいで○○さん(上司)の人事評価が下がったらどうするの!!」
と責められたこともあります。

仕事はちゃんと「報連相」するようにと言われていたので
何かあるたびに報告や連絡を欠かさなかったのですが、
ある日、仕事のことで上司に真面目に報告をしたら

「あんりさんは嘘つきだから、(言ってることを)信用できないねw」

と冷笑されながら言われたこともあります…

またある日は、私がいる所で聞こえよがしに

「営業部の○○さん(私の同期で2つ年下の最年少社員)って本当に仕事のデキる子よね~!」
「それに比べてあんりさんは……w」

と上司と先輩社員が嫌味を言っていたこともありました。

与えられた仕事もちょっとしたことで激しく怒られ、
「もうこの仕事やんなくていいから」
と仕事を取り上げられ、最終的には仕事を完全に干されてしまいました。

この職場いじめは入社半年後以降から始まりましたが、
その後退職勧奨される入社8か月目まで続きました。

すべてたった2か月の間に起こった話です。

いじめられて仕事まで干されるとなると、
もうどうやったって改善ができません。

何をやっても激しく怒られ、否定され、
追い詰められると、何をするのも怖くなり、
私は鬱っぽくなってしまいました。

人間鬱っぽくなると、心だけでなく、
身体の健康も失います。

関連記事:社内失業がもたらす身体と精神面への影響について

幸い、という表現が適切かどうかはわかりませんが、
私はその後退職勧奨をされて、会社を辞めました。

でも今はその会社を辞めて正解だったと思っています。

実は退職勧奨をされた時、会社を辞める他に
会社に居残る選択肢も与えられていましたが、
当時の私からすれば引き受けられない業務内容でした。

関連記事:退職勧奨を引き受け、無職生活を始めた話。

職場いじめと社内失業でずっと孤立し、
生活のために、給料のためにと我慢して、
会社にしがみ続けることほど苦しいことはありません。

私は早めに会社を辞めることができたので、
鬱っぽい症状も退職から1~2カ月経った頃には
治り、健康状態がだいぶ良くなりましたが、

あのまま会社に居残る選択をしたら重症化して
うつ病になっていたかもしれない、
と想像するとゾッとします。

【職場モラハラは深刻化すればトラウマも。成長できないと感じたら辞めてよい】

自分の経験から、職場のモラハラは
心身の不調が出る様なら
我慢して仕事を続ける必要はないと思います。

職場でのモラハラは日を追うごとに
どんどんエスカレートしていくものなので、
我慢し続ける程ハラスメントは深刻になっていきます。

深刻なモラルハラスメントは最悪うつ病を患ったり、
退職したとしてもトラウマとなって心に深い傷が残ります。

退職後のトラウマとは具体的に言えば、

退職後ふとした時にモラハラ行為を
受けたことを突然鮮明に思い出して
苦しくなったり、泣き出してしまう症状で、
いわゆるフラッシュバック現象のことです。

過去の辛い経験を思い出して、
人と接することが怖くなったり、
不安になったりするので、
トラウマが強ければ強いほど、
社会復帰が難しくなります。

実際に私も退職後しばらくの間は
職場いじめや社内失業の辛い経験を
ふとした時に思い出しては辛くなりました。

結局私は、派遣社員という形でその後社会復帰を果たし、
比較的人間関係の良い職場に恵まれたために
職場モラハラのトラウマを忘れることができましたが、

派遣の仕事が決まって転職するまでは、
また会社員として働きに出なければいけないことに
不安感を抱いていましたし、社会復帰が怖かったです。

以下のサイトでは、
退職後にトラウマにならないために、
大事な事が書かれています。

(1)退職前、「ハラスメントが辛くて会社を辞める」ではなく、
「ここにいても自分は成長できないし、自分の力を発揮できないから会社を辞める」と心から思えるようになること

(2)退職後、自然にフラッシュバックしてしまうハラスメント体験について、必要以上にあれこれ考えないこと

参考サイト:職場のモラル・ハラスメント対策室

こちらのサイトでは、(1)の「ここにいても自分は成長できないし、自分の力を発揮できないから会社を辞める」と思うことが本当にできるようになれば、トラウマは全く怖くない、と言っています。

確かに職場モラハラがエスカレートすればする程、
モラハラ被害者の仕事のやる気や成長機会を奪います。

なので、「この会社にいても自分にとって何のメリットがない」と感じたら、
モラハラ職場を早く離れてよいでしょう。

自分の成長機会を奪う職場に長く居続けても
自分にとってマイナスになるだけです。

もっと自分に適した場所は他にもありますから
マイナスになる場所は早く切り捨てて
プラスになる場所を探すのが良い結果に繋がりますよ。

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投稿者: あんり

派遣社員のあんりです。 2018年2月、当時の派遣先の唐突な契約更新打ち切りをきっかけに 会社に振り回されたくない! 自分の人生は自分で舵を取る生き方をしたい! と思い、かつて投げ出していたアフィリエイトに再度向き合い、真面目に挑戦し始める。 将来的には専業アフィリエイターになることを目指して現在奮闘中。

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