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どうもご無沙汰しています、あんりです。
最後に記事を書いてからだいぶ日が開いてしまいましたね…
今までこのブログでは職場いじめや社内失業、無職生活、
アフィリエイト(そして時々ヲタク)などのネタを中心に書いてきましたが、
今日はちょっと違うネタを書きます。
記事を書いていない間、いろいろなことが起こり、
ようやく今落ち着いて記事の執筆を再開出来ているところです。
前回、私は
人生は意外と短いのだから、生きているうちに大切な人とたくさん関わろう
という記事を書きました。
この記事を書いた前日、私は母方の祖父を亡くしてしまいました。
祖父が亡くなり少し寂しい気持ちもありましたが、
死の数か月前に親戚から余命を聞かされていて
心の準備が出来ていましたし、老衰ということだったので
旅立つ祖父を特に悲愴感なく見送ることができました。
祖父の葬儀期間中に体験したことや
そこで学んだことについては
また日を改めて記事にしようと思います。
そして祖父を無事見送り、また元の生活に戻って
通常運転を再開しようとした矢先、
祖父の死以上にショッキングな出来事が起こりました。
それはこの記事を書いている3日前。
私が応援していた男子フィギュアスケーターの一人、
カザフスタン代表のデニス・テン選手(25)が急逝しました。
フィギュアスケートのソチオリンピック・銅メダリストです。
突然の訃報を聞いただけでも驚いたのですが、
それ以上にデニスが事件に巻き込まれ、
殺されてしまったということに
大きなショックを受けてしまい、しばらく立ち直れませんでした。
ソチ五輪銅のカザフスタンの英雄、デニス・テン選手が首都アルマトイで暴漢に襲われ、治療むなしく死去されたと複数のメディアが報じています。信じ難いニュースです。競技の場でもつねに冷静かつチャーミング、紳士的だったデニス・テン選手が…。深い哀悼の意を表します。https://t.co/Usrmke2rlg
— World Figure Skating (@WFS_JP) 2018年7月19日
フィギュア五輪銅のデニス・テン選手、強盗に襲われ死亡
2018年7月19日22時24分
フィギュアスケート男子で2014年ソチ冬季五輪で銅メダルを獲得したデニス・テン選手(25)=カザフスタン=が19日、同国のアルマトイの路上で強盗に遭い刺殺された。地元メディアの「KAZINFORM」などが報じた。
報道によると、事件は午後3時(日本時間同6時)ごろ起きた。男2人組とみられる強盗が、テン選手の車からミラーを盗もうと試みたのが発端。口論が次第に激しさを増し、最後はナイフでテン選手が刺されたという。通りかかった人が救急車を呼んだが、太もも上部から大量に出血しており、すでに意識はない状態だったという。緊急搬送された病院で、2時間にわたって蘇生措置が施されたが、午後5時半に死亡が確認された。警察が逃げた2人の行方を追っている。
引用元:朝日新聞デジタル
ブログの記事を書いたり家事をしたりと
やらなければいけないことがたくさんあるのに
あまりにもショックで、しばらくいろんなことが
手に付かなくなりました。
プロフィールページや他の記事でも何回か書いている通り、
私の趣味の一つにフィギュアスケート観戦があります。
関連記事:ブログ始めました
この記事の中でも書いているように、
好きなフィギュアスケート選手は
日本人だけでなく、海外にもたくさんいます。
たくさんいる外国人選手の中で、
カザフスタンのデニス・テン選手のことも
応援していました。
日本のフィギュアスケートファンの間では、
「デニス殿下」というニックネームで呼ばれている彼ですが、
「殿下」のニックネームが合うほど
高貴なスケーティングをする選手でした。
彼の堂々とした演技に私はいつも魅了されていました。
デニス・テン選手は人望が厚く、
紳士的なスケーターだったので、
彼に慕うスケーターは国籍問わず非常に多いですし、
ファンもカザフスタン国内のみならず、世界中にたくさんいます。
その証拠に、デニス・テン選手の訃報を聞いて
浅田真央さんはじめ、いろんな国籍のスケーターたちが
哀悼の意を表しています。
またデニス・テン選手は、
日本のアニメのあるキャラクターのモデルにもなっています。
それは、私がいつも推しまくっているフィギュアスケートアニメ
ユーリ!!! on ICE のオタベック・アルティンという
カザフスタン代表の男子フィギュアスケート選手です。
デニステンはアニメユーリオンアイス見てた人はわかると思うけどカザフスタンのオタベックのモデルになった人 pic.twitter.com/5WPYOlBIv6
— きむさん (@kimsan_56) 2018年7月19日
参照:【訃報】ユーリ!!! on ICEでオタベックのモデルだったデニス・テンさん死去にユーリファンも号泣
ユーリ!!! on ICE の山本沙代監督いわく、
デニス・テン選手のあの高貴なスケーティングから
たくさんのインスピレーションを受けたそうです。
まだこの事実を受け入れることができません。デニス・テン選手のスケートに出会わなければ「ユーリ!!!」が今のかたちで存在することはありませんでした。デニス選手のスケートは唯一無二で私たちに沢山のインスピレーションを与えてくれました。ずっと尊敬しています。
監督:山本沙代 pic.twitter.com/LAspEE45wv— TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」 (@yurionice_PR) 2018年7月20日
デニス・テン選手の活躍がなければ、
今の形の「ユーリ!!! on ICE」は
多分存在していなかったでしょう。
そんなわけで、デニス・テン選手の突然の死は、
フィギュアスケートファンとしても、
ユーリ!!! on ICEのファンとしても、
非常にショッキングなニュースでした。
フィギュアスケート不毛の地と呼ばれていた母国・カザフスタンで
これからフィギュアスケートを盛り上げていこうと
様々な大会で功績を残したり、自国開催のアイスショーを開くなど
いろんな努力をしてきたデニス・テン選手でしたが、
志半ばで命を奪われてしまったので
デニス・テン選手のことを思うととても心が痛みます。
とてもショックで、やるべきことが何も手に付かない程落ち込んでいたので、
気持ちの整理を付けるためにも昨日、在日カザフスタン大使館へ行って
デニス・テン選手に献花しに行きました。
手向けた花ですが、カザフスタンの葬式では
赤い花を捧げるのが一般的なマナーだそうですので
赤いバラを持っていきました。
大使館の計らいで記帳台も用意されていたので、
メッセージも書き残しに行きました。
35℃以上と気温の高い日が連日続いているにも関わらず、
この暑い中、カザフスタン大使館には老若男女問わず
多くのファンが花を手向けに訪れていました。
改めて、デニス・テン選手がどれだけ多くの人々に
愛されていたのかがわかりました。
あまりにも突然の死でしたので、
正直デニス・テン選手が亡くなった実感が
あまり湧かなかったのですけど、
大使館に飾られたデニス・テン選手のモノクロ写真や
メッセージを書きながらすすり泣くファンの人たちの声を聞いて
「あぁ本当に亡くなったのかも…」
と思いました。
そして私がカザフスタン大使館へ行っている間に
どうやらカザフスタンのアルマトゥイ現地で
市民葬が行われていたらしいのですが、
大使館から帰ってきた後、その葬儀の様子を
SNSやネットニュースで改めて見てみたら
デニス・テン選手のご遺体の状態をはっきりと確認できたので、
非常に辛いですが、
デニス・テン選手の死を受け入れざるを得ませんでした。
しかし老衰や心の準備が出来ている死と違って、
若すぎる死や突然の死、悲惨な形での死というのは
非常に辛く悲しく、受け入れるまで時間がかかるものですね…
自分の経験上、今までこのような死が身近でなかったので
初めての経験となりました。
とりあえずこれで少しは気持ちの整理が付きましたので、
これから少しずつ記事の更新を再開していきたいと思います。
今後も引き続きよろしくお願いします!
最後に、デニス・テン選手のご冥福をお祈りします。